名誉博士とは、大学より授与される名誉学術称号のひとつです。
学問や芸術、文化など様々な分野で功績を認められた者に対して授与されています。
学校教育法に基づき授与される名誉教授や博士などが、一定の学術上の業績を評価対象にしているのに対し、名誉博士は社会的な功績や大学研究への協力を讃えることを目的として授与されるケースがほとんどです。
また、一般的な学位や称号が当該大学に勤務または在籍していた者を対象にしている一方、名誉博士は大学内外を問わずに授与されています。
代表的な例では、米マイクロソフト社の創始者であるビル・ゲイツ氏に対して、2000年に立教大学が名誉博士を授与しています。同氏は立教大学に在籍した経験はありませんが、インターネットの開発や財団によるボランティア活動が、人類の進歩と社会の発展に貢献したと評価されました。
そして、同大学より文化の向上または人類の幸福のために顕著な貢献をした外国人に与えられる「Doctor of Humanities」(ドクター・オブ・ヒューマニティーズ)の称号が授与されました。
しかし、一方で学術上の業績を必要とする博士号と混同される場合も多く、その学術的な価値を疑問視する声もあります。また、名誉博士や博士号の称号を金銭で売買するディプロマミル(ディグリーミル)による学位商法などの問題が存在することも事実です。
これは、アメリカでは大きな社会問題になっています。2007年に文部科学省が日本国内の各大学を調査したところ、正式な学位とは認められないディプロマミルと疑われる称号をアメリカで取得し、学位として使用していた大学教員が多数確認されました。
運営者・お問い合わせ プライバシーポリシー リンク集
Copyright(c) All Rights Reserved.